NVIDIA GeForce 940MXが搭載されているLenovo ideapad 510にUbuntu16.04をインストールしccminerを実行するまでの備忘録です。
NVIDIA GeForceを使ってGPUマイニングしたい方は、同様の手順でccminerをビルドすることができると思います。
モナーコインも取扱っているZaif仮想通貨取引所
初めてこの作業をする方は、この部分をあとにして、cudaをインストールし、
以下のように旧cudaパッケージをインストールし、コンパイルしてください。
すでにコンパイル済みでlibcudart.so.8.0が無いというエラーの方は、
以下に書いてある、cuda8.0を再度インストールすれば大丈夫だと思います。(未確認)
cudaが9.0にアップデートされたらコンパイルできなくなりました。
Ubuntuのアップデートでcudaのアップデートのお知らせがきましたので、アップデート。
するとccminerが以下のライブラリがないので動作せず。
libcudart.so.8.0
アップデートで以前のcudaが消えているようです。
新しくインストールされた /usr/local/cuda-9.0 を cuda でシンボリックリンクしましたが、以下のエラーでコンパイルが終了しません。
nvcc fatal : Unsupported gpu architecture 'compute_20'
以下の手順でなんとかコンパイルに成功しました。
$ apt-cache showpkg cuda <snip> Reverse Depends: Dependencies: 9.0.176-1 - cuda-9-0 (2 9.0.176) 8.0.61-1 - cuda-8-0 (2 8.0.61) 8.0.44-1 - cuda-8-0 (2 8.0.44) Provides: 9.0.176-1 - 8.0.61-1 - 8.0.44-1 -
$ sudo apt install cuda-8-0
$ ls -l /usr/local 合計 40 drwxr-xr-x 2 root root 4096 4月 26 2016 bin lrwxrwxrwx 1 root root 8 9月 29 22:44 cuda -> cuda-8.0 drwxr-xr-x 14 root root 4096 9月 29 22:44 cuda-8.0 drwxr-xr-x 15 root root 4096 9月 27 21:19 cuda-9.0
cuda8.0にシンボリックリンクされたので、コンパイルすればccminerが作成されます。
今回はUbuntu16.04を使用しました。
インストール後、アップデートを行ってください。〜
端末で操作する場合は、以下のコマンドでアップデートできます。
sudo apt update sudo apt upgrade
モナーコインも取扱っているZaif仮想通貨取引所
追加のドライバーからNVIDIAのドライバがインストールできますので、インストールします。
当方のノートPCは、GeForce 940MXとIntelが選択できるようになっているので、
ドライバーインストール後にDashを起動し、nvidiaと入力すればアイコンが表示されます。
GeForceを使うようにチェックを入れます。
端末を起動し、以下のコマンドでccminerに必要なパッケージをインストールします。
sudo apt-get install automake libssl-dev libcurl4-nss-dev
NVIDIA CUDA TookKitを以下のURLからダウンロードします。
https://developer.nvidia.com/cuda-downloads
今回は、Ubuntu16.04.xなので、Ubuntu16.04を選択しダウンロードします。
以下、上記URLに接続した時のスクリーンショットです。
当方は、以下のように選択しダウンロードしました。
ダウンロード後、端末を起動し、ダウンロードしたディレクトリに移動し、
以下のコマンドを実行します。
少々時間がかかります。
sudo dpkg -i cuda-repo-ubuntu1604_8.0.61-1_amd64.deb sudo apt-get update sudo apt-get -y install cuda
上記のコマンドは、ダウンロード時にCUDA Toolkitの画面にも表示されます。
以下のURLからcminer-lyraをダウンロードします。
Ubuntuなので、tar.gz形式をダウンロードしました。
https://github.com/djm34/ccminer-lyra/releases/
本記事作成時のファイル名はccminer-lyra-0.5.tar.gzになります。
以下、端末(ターミナル)上での操作になります。
ccminerをコンパイルするには、インストールしたCUDA ToolkitへのPATHを通す必要があります。
$HOME/.bashrcに以下の行を追加してください。
CUDA=/usr/local/cuda export PATH=$PATH:$CUDA/bin
追加手順は以下の通りです。
echo 'CUDA=/usr/local/cuda' >> $HOME/.bashrc echo 'export PATH=$PATH:$CUDA/bin' >> $HOME/.bashrc
これで、CUDA Toolkitのパスが通った端末が起動されます。
以下の手順でccminerをコンパイルします。
tar zxvf ccminer-lyra-0.5.tar.gz
cd ccminer-lyra-0.5/
bash autogen.sh
./configure
make
上記の操作により、カレントディレクトリにccminerが作成されます。
以下、VIPPoolで採掘しているccminerのスクリーンショットです。
Pool登録については、以下の記事を参考にしてください。
VIPPoolで採掘するのであれば、以下のページでccminerの使い方が記されています。
以上、ccminerのビルドについてでした。